※ #バナギフのパッケージ(表)
※ #バナギフのパッケージ(裏)
OR-U(おるー)氏がゲームデザインし、北九州のボードゲームカフェMonpiのマスコットキャラクター(モンピー、モンピっ子、モンピのすけ)を採用したボードゲーム「#バナギフ」
※「#バナギフ」は、当サイト(社会人サークル『繋がり屋』)も微力ながら制作協力させて頂いています
その「#バナギフ」のルールや、競り下げ式(ダッチオークション)のボードゲームにした理由などをご紹介します!
「#バナギフ」は、2024年4月27日(土)に開催される「ゲームマーケット2024春(1日目)」で購入する事ができます!(予約不可)
【ゲームマーケットには行けないけど、「#バナギフ」がほしいって方へ】
「#バナギフ」は、なんとBOOTHでも購入することができます!
【関連記事】
ゲームマーケット2024春のカタログ発売日について|おすすめの注目ボードゲームは?
ゲームマーケット2024春のチケット情報まとめ|大阪でも2024年に開催される?
#バナギフについて|競り下げ式(ダッチオークション)のボードゲームにした理由も!
プレイ人数 | 2〜6人 |
対象年齢 | 10歳〜 |
プレイ時間 | 40〜50分 |
ゲームデザイン | OR-U(おるー) |
「#バナギフ」におけるゲームの目的は、ルールの説明書によるとこんな感じです!
競りでバナナをゲットして、モンピーたちへのギフトにしよう!競りは北九州門司港名物、バナナのたたき売り方式(ダッチオークション)だよ。価値が高いバナナギフトはきっとモンピーたちに喜んでもらえるはず♪一番モンピーたちを喜ばせたプレイヤーがこのゲームの勝者だ! 目まぐるしく変わるバナナの相場を見極められるかな? (「#バナギフ」説明書より引用) |
このように、「#バナギフ」は、ちょっと珍しい競り下げ式(ダッチオークション)のボードゲーム。
なぜ、そんな珍しい珍しい競り下げ式(ダッチオークション)を採用したのかというと、「#バナギフ」の制作陣が住む北九州の門司港が発祥の「バナナの叩き売り」をイメージしているからです。
元々は台湾に近い中継港であり、九州の中心都市だった門司港で、輸送中に熟れてしまったバナナを売りさばくために始まったものですが、今では伝統文化として継承され、2017年4月に関門”ノスタルジック”海峡の構成文化財の一つとして、日本遺産に認定されています。
(「#バナギフ」パッケージ側面より引用) |
また、北九州市の公式YouTubeチャンネルでも、門司港バナナの叩き売りはこのように紹介されていますよ!
この懐かしくもあり、新鮮でもある門司港レトロ地区のバナナの叩き売り。
2024年現在、門司港のバナナの叩き売りは、第5週目を除く土日の13時から行われています。
北九州近辺にお越しの際は、ぜひ実際に足を運んでみてはいかがですか😊
そのルールがわかりやすく解説された、実際の説明書はコチラです♪
▼横にスクロールできます
#バナギフのルール紹介!〜文章と説明書の切り抜きで解説〜
実際の「#バナギフ」説明書(画像)は、スマホだと少し見にくかったかもしれません。
そこで、文章と説明書の切り抜きを用いて、ルールをご紹介しますね!
(上の説明書でルール把握できた場合は、こちらは確認不要です)
#バナギフのルール:大まかな流れと勝利条件
- 対象のバナナカード1枚の金額を、プレイヤーが1人ずつ下げて宣言していく
- ①の金額でバナナカードを購入したいと思ったプレイヤーは卓上ベルを鳴らす
※自分で宣言した金額で卓上ベルを鳴らす事はできない
※誰も卓上ベルを鳴らさなかった場合は①を繰り返す
- 卓上ベルを鳴らしたプレイヤーが①の金額を支払いバナナカードを購入する
- ③で購入したプレイヤーが、そのバナナカードに記載されているバナナの価値変動を適用するか選択する
- ①〜④を繰り返しつつ、遭遇カードが対象になった際に、得点計算を行う
※3枚目の遭遇カードが対象になり、3回目の得点計算が終わったらゲーム終了
最終的に、得点の多いプレイヤーが勝利!
#バナギフのルール:ゲームの準備
山札の作り方
① バナナカードをよくシャッフルし、6つの山(A [8枚] / B [3枚] / C [5枚] / D [4枚] / E [8枚] / F [2枚])に分ける
② 左下に「1st」と書かれた遭遇カードと、ランダムに引いた収入カード1枚を、裏向きでBの山に加えて、よく混ぜる
※収入カードは、金額が分からないように山に加える(③、④の際も同様)
③ 左下に「2nd」と書かれた遭遇カードと、残り2枚の収入カードからランダムに引いた1枚を、裏向きでDの山に加えて、よく混ぜる
④ 残った収入カードを裏向きでEの山に加えて、よく混ぜる
⑤ 左下に「Last」と書かれた遭遇カードを裏向きでFの山に加えて、よく混ぜる
⑥ 下から、F → E → D→ C→ B→ Aの順で積み上げて、1つの山札にする
※完成した山札は決してシャッフルしないこと!
<山札の構造>
山 | バナナカード(ランダム) | 遭遇カード | 収入カード(ランダム) |
---|---|---|---|
A | 8枚 | – | – |
B | 3枚 | 1st | 1枚 |
C | 5枚 | – | – |
D | 4枚 | 2nd | 1枚 |
E | 8枚 | – | 1枚 |
F | 2枚 | Last | – |
場の準備
1. チップを1人1,000円分ずつ配る(100円 × 8枚、50円 × 3枚、10円 × 5枚)
余ったチップはまとめて置いておく(「銀行」と呼ぶ)
2. ダブルバナナカードをランダムに1人1枚ずつ配り、余りは見えないように箱に戻す
※自分だけ見て、他のプレイヤーには見せないようにする
3. 卓上ベルをすべてのプレイヤーから同じくらいの距離になるように配置する
4. 作成しておいた山札を、卓上ベルを鳴らす際に邪魔にならず、すべてのプレイヤーから見える位置に配置する
5. 山札から3枚めくり、最初にめくったカードが山札から最も遠くなるように表向きで場に並べる
6. 価値表示カードをランダムに縦1列に並べ、プレイの邪魔にならない場所に配置する
(「価値表示カードの列」と呼ぶ)
7. 一番最近バナナを買ったプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、砂時計を受け取る
※1人に決まらない場合は、じゃんけんなどで決める
#バナギフのルール:ターンの流れ
1. カードの処理
山札から最も遠いカード(上図の場合は一番右のカード)の種類に応じて、以下のいずれかの処理を行う
カードの種類 | 処理の内容 |
---|---|
バナナカード | 競りを行い、バナナカードの獲得と価値変動を行う
獲得したバナナカードは他プレイヤーに見えないようにする(秘匿情報) |
収入カード | 収入カードに記載された金額を、全員が銀行から受け取る
その収入カードは、以後使用しないため、捨て札として邪魔にならない場所に置いておく(箱に戻してもOK) |
遭遇カード | 得点計算を行い、その遭遇カードを捨て札にする |
2. 次のカードの準備
1枚処理が終わるたびに、残った2枚を山札からカード1枚分遠ざけるようにスライドする
その後、新たに山札の上から1枚公開して、山札に最も近い位置に表向きで並べる
※価値変動の処理が終わる前に公開しないよう注意!
「1. カードの処理」に戻り、繰り返す
※左下に「Last」と書かれた遭遇カードの処理が終わったら、「3. ゲーム終了の処理」に進む
3. ゲーム終了の処理
最終的に所持金が最も多いプレイヤーは「ゴールデンバナナ」カード、2番目に所持金が多いプレイヤーは「シルバーバナナ」カードを得る
それぞれのカードは、プレイ人数に応じ、下表に従ってボーナス点を得る
プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 |
ゴールデンバナナ | ー | 13点 | 10点 | 8点 | 7点 |
シルバーバナナ | ー | ー | 5点 | 4点 | 3点 |
※所持金が同額のプレイヤーが複数の場合は、それぞれが同等のボーナスを得る
例1:全員同額なら全員ゴールデンバナナ相当のボーナス点を得る
例2:最多と2番目が2人ずつなら、最多2人がゴールデンバナナ相当のボーナス点を得て、2番目2人がシルバー相当のボーナス点を得る
その後、ゲーム全体での得点合計が高い順に順位を決定する(同点の場合は引き分け)
#バナギフのルール補足①:競りの方法
通常、競りの方法は、砂時計(30秒)を利用します。
ただ、金額の宣言に慣れない内は、時間制限で焦ってしまい、ゲームバランスが崩壊するくらいの金額を宣言してしまう恐れがあります。
なので、ゲームになれるまでは、通常より所要時間が少し長くなりますが、練習モードでプレイするのがおすすめです!
では、まず練習モードの競りの方法から解説します。
競りの方法(練習)
- 競り(練習)では、砂時計は単に最初のプレイヤーを示すマーカーとして扱う
- 砂時計を持っているプレイヤーは任意の金額を宣言する(砂時計は持ったまま)
- 以降、1人ずつ時計回りに、右隣のプレイヤーが宣言した金額よりも、10円以上安い金額を宣言するか、又は卓上ベルを鳴らす
※宣言する金額は10円単位で行う(最低値は0円) - すべてのプレイヤーは、自分が宣言した金額以外の金額に対して、任意のタイミングで卓上ベルを鳴らすことができる
- いずれかのプレイヤーが卓上ベルを鳴らしたタイミングで、その競りは終了し、卓上ベルを鳴らしたプレイヤーは最後に宣言された金額を銀行に支払い、競りの対象となったバナナカードを購入する
※支払う金額を忘れる恐れがあるので、必ず支払いを行ってから次の手順に進むこと! - 支払いを行ったプレイヤーは価値変動を行うかどうかを決める
(価値変動を行わない場合は⑦の手順をスキップ) - 後ほど解説する「価値変動の方法」に従って、価値変動の処理を行う
- 砂時計を持っているプレイヤーは、砂時計を左隣のプレイヤーに渡す
競りの方法(通常)
※①と③以外は練習モードと同様
- 競り(通常)では、砂時計を持っているプレイヤーは、②で最初の金額を宣言すると同時に砂時計をひっくり返す
- 砂時計を持っているプレイヤーは任意の金額を宣言する(砂時計は持ったまま)
- 砂時計が落ち切るまでの30秒間、すべてのプレイヤーは最後に宣言された金額よりも低い金額を、いつでも宣言することができる
- すべてのプレイヤーは、自分が宣言した金額以外の金額に対して、任意のタイミングで卓上ベルを鳴らすことができる
- いずれかのプレイヤーが卓上ベルを鳴らしたタイミングで、その競りは終了し、卓上ベルを鳴らしたプレイヤーは最後に宣言された金額を銀行に支払い、競りの対象となったバナナカードを購入する
※支払う金額を忘れる恐れがあるので、必ず支払いを行ってから次の手順に進むこと! - 支払いを行ったプレイヤーは価値変動を行うかどうかを決める
(価値変動を行わない場合は⑦の手順をスキップ) - 後ほど解説する「価値変動の方法」に従って、価値変動の処理を行う
- 砂時計を持っているプレイヤーは、砂時計を左隣のプレイヤーに渡す
砂時計が落ち切るまで誰も卓上ベルを鳴らさなかった場合
- 砂時計が落ち切った後に誰も鳴らさない事を再度確認する
- 誰も鳴らさない場合は、最後に金額を宣言したプレイヤーがその金額で購入しても良い
- 購入しない場合は、価値変動の処理を行った後、そのバナナカードを捨て札にする
#バナギフのルール補足②:価値変動の方法
- 競りを行ったバナナカードの右下に描かれた、2種類の価値表示カードを対象とし、次の手順でバナナの順位を更新する
※移動は価値の高いバナナから順に行う(注意:バナナカードに描かれている順ではない) - 対象のバナナが列の一番上にある場合、そのカードを列の一番下に移動する【※下図の①の移動を参照】
(価値が最高から最低に更新される) - ②以外の場合は、一つ上の価値表示カードと対象のカードを入れ替える【※下図の②の移動を参照】
(注意:競りでバナナカードを獲得したプレイヤーは、価値変動の処理を行わない選択もできる)
右下に「ツンドク」と「モラード」が描かれている、以下の「カルダバ」バナナカードを獲得したプレイヤーが、価値変動の処理を行う選択をした場合、価値表示カードの列を確認する
価値表示カードの列が以下のような状態の場合、「ツンドク」よりも「モラード」の方が価値が高いため、「①モラードの移動」→「②ツンドクの移動」の順で価値の変動処理を行う
#バナギフのルール補足③:得点計算の方法
- 価値表示カードの列を確認する
- 処理する遭遇カードの上部に書かれたPoint表示に従って、各バナナ毎の価値を確認する【※下図の例を参照】
- 各プレイヤーがこの時点で獲得しているバナナカードは、すべて遭遇したモンピー達へのギフトにする(捨て札にする)
この時ギフトにしたバナナの価値の合計を得点する
※同じ種類のバナナが複数ある場合は、それぞれ加算する(例:3点のバナナカードが2枚ある場合は、3点×2枚の6点を得る)
※捨て札はゲームの邪魔にならない場所に置いておく(箱に戻してもOK) - 各プレイヤーは、追加で自分のダブルバナナカードをギフト(捨て札)にしても良い
ギフトにした場合、そのカードに描かれた2つのバナナの価値の合計値を得点する
※ただし、ダブルバナナカードは準備時に配られる1枚のみであり、使用した場合も補充されないため、使用タイミングに注意
※ダブルバナナカードは、ゲーム中3回発生する遭遇カードの処理以外では得点化できないため、いずれかの遭遇カードの処理タイミングでギフトにするのを忘れないよう注意 - 得点は、都度メモ紙などに記載する(公開情報)
もしわかりにくい部分などあればお問い合わせください♪